PINK PANDERS のカラーレジンあれこれ
そうだ、カラーレジンしよ。
そう突如思い立ち、再販分のベルゼネフでカラーレジンテストをしてみました。ベルゼネフが人柱な理由は…塗装するから…、ごめんよ、ベルゼネフ。
模型塾関係でお世話になっているKATさんの助言を聞いたのに、それを敢えて無視して、自分の所有する材料でどこまでカラーレジンが作れるのか試したくなりました。…寒いから外出したくなかったのが本音なのは秘密の方向で(`Δ´)
まず、比較資料として、WAVEのアイボリーレジン素の状態です。
本当は、カラーレジンを行うときは、ホワイトのレジンを使います。この時は、テストだったので、手持ちのアイボリーを使いました。(それでも、大体いい色は出てました)
さて、ここで問題です。
カラーレジンをするときには、何の塗料を混ぜるのでしょうか?
1.アクリルカラー
2.絵の具
3.赤色103号
4.エナメルカラー
5.マッキーの補充液
6.コピックの補充液
7.ウレタン樹脂専用着色剤
…試したのは、「1.アクリルカラー」、「2.エナメルカラー」、「7.ウレタン樹脂専用着色剤」です。
◆0.混ぜる方法
混ぜる前のA液に投入し、攪拌後、B液と混ぜ、シリコン型に流します。
ええ、勿論、A液とB液混ぜながら、着色剤を入れるなんてことはしませんよ…。
◆1.アクリルカラーを混ぜてみた。
○青いベルゼネフを作りたくて、アクリルカラー「青」を混ぜました。
…以上。大理石模様。塗料が溶けてません。
アクリルカラーはレジンに溶けないようです。
◆2.エナメルカラーを混ぜてみた。
○エナメルカラーを探し出し、緑投入。
そこのお姐さん、何故青じゃないんだというのは無粋ですぜ。
うまそうな、草もちに。ちなみに、エナメルカラーの溶け具合にムラがあり、粒粒がでています。
◆3.ウレタン樹脂専用着色を混ぜてみた。
○東急ハンズのおじちゃんにイチオシされた「赤トナー」ウレタン樹脂専用着色剤。
すっごく綺麗に混ざってます。ムラや粒粒はありません。おじちゃんが言ったことは本当だったんだー!みたいな気分です。
◆色で遊ぼう
○で、くまちゃん用にカラーレジンテストしているわけですから、エナメルカラー茶色で作ったベルゼネフ。
…いい感じです。いい感じに茶色くなっている!! もうちょっと濃い目がいいようですね。でも粒粒がある〜〜〜という状態なので、それをどうにかする方向で。
○ちなみに、件の赤トナー(左)とエナメルカラー赤(右)で複製したハニー先輩のうさちゃん。
やはり、エナメルカラーは粒粒がでてます。つぶつぶポッキーイチゴ味のよう。
◆余談
エナメルカラーを混ぜると、どうしても溶け切れない粒子がでてきて、粒粒模様の原因となりました。
粒粒模様を回避するために、次の2つの手段があります
1.油こし紙で濾す
2.粒子を沈殿させる
陸海は主に「2.粒子を沈殿させる」を利用しました。何だか、油こし紙とは相性が悪いらしく、中々粒子が消えなかったからです。
沈殿させた場合でも、紙コップの底5mm位の分は使わない、という毒殺防止措置みたいなことも併用しました。
まあ、「ウレタン樹脂専用着色剤」を使用すれば、粒子が残るということは殆どありませんが。ちなみに、この「ウレタン樹脂専用着色剤」、赤、黄色、青、緑、黒と5色のみでした。中間色は自分でブレンドですな。
カラーレジンを行うときのコツとしては、欲張って、原色ばりばりの色を出そうとしない、ということでしょうか。もともとのレジンの色(白・アイボリー)が必ず入るので、どうしても色が薄くなります。
逆手に取ると、パステルカラー物は作りやすいということです。
それはそれでおいといて、今度はドコまでこゆくできるか、限界への挑戦をしてみたいと思います。
まあ、こうして学習するのも乙なもの、ということで…。
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